男子バスケ「日本代表vs韓国代表」を観に行ってきた!(6/15/2018)

2018年6月15日、東京・大田区総合体育館で開催された、男子バスケットボール「日本代表vs韓国代表」の一戦を観に行ってきました。
結論からいうと、八村塁選手を、また、ニック・ファジーカス選手を、躍動する日本代表を、そして、日本代表の勝利を観られて、最高の観戦でした。

 

 

 

八村塁

まず、何よりも、八村塁選手を観られたことが最高でした。
現在、アメリカのゴンザガ大学で活躍する八村選手。
日本では観る機会がほぼなくなってしまった、日本バスケ界の「希望」です。
今回の試合を観に行った一番の動機は彼。
NBAへのアーリーエントリーを見送ったことで代表に招集されましたが、その時点では、この試合に出るのかどうか明確ではありませんでした。
暫く考えましたが、「もしかしたら八村塁を観られるかもしれない。そんな機会は日本ではもう殆どない。これは、観に行くしかない!イクベキダ!!」ということでチケットを購入。
結果的に大正解の判断に。
八村選手の活躍を観ることができましたし、彼(と後述するファジーカス選手)は、少なくとも東アジアのレベルでは、「格が違う」存在なのだと確認できました。
速攻からのフィンガーロールやユーロステップ、プットバックダンク、リバウンドでの高さ/長さ、随所に見られるフィジカルの強さなど、技術および身体能力の高さを存分に発揮していました。
いや、ホント良いもんを観た。
彼の前途がとても楽しみです。

 

ニック・ファジーカス

4月に日本国籍を取得し、帰化枠で代表初招集となったファジーカス選手。
普段のB.LEAGUEのときからそうですが、やはり彼の得点力は凄い。
柔らかいタッチで放つシュートは変幻自在で、ベビーフックやフローター、ジャンパー、スリーなど、高確率で決めていました。
ボールとリングが糸か何かで繋がっているんじゃないかと思えるほどに正確なシュート。
しかも、ボディコンタクトを受けながらもしなやかな身のこなしでボールをリングに入れる。
210cmの高さももちろんですが、彼の得点力、そして、そのことによる存在感は間違いなく日本代表の力になりますし、実際なっていました。

 

日本代表の躍動

八村選手やファジーカス選手の他にも、随所に好プレイを見せてくれた日本代表選手たち。
竹内譲次選手は、リバウンドにブロックショットに、インサイドで体を張ってプレイしチームに貢献していましたし、富樫勇樹選手は、得意のスリーは決まりませんでしたが、凄いスピードでのボールキャリーからのアシストは見事でした。
古川孝敏選手は、ファウルをもらいながらスリーを決める4点プレイで会場を沸かしましたし、比江島慎選手は、ファウルトラブルに苦しみましたが、随所に彼らしい巧みなプレイを見せていました。

 

韓国代表への勝利

今回の試合、韓国戦での勝利を観ることができたのも大きかったです。
会場でもらったパンフレットによると、日本代表は韓国代表に「FIBA公式戦で20年勝利していない」そうです。
世界ランキング48位の日本に対して、韓国は31位。
その宿命のライバルに対する勝利という、価値ある一戦でした。

 

その他

最後に、今回の観戦で思ったことをいくつか。

  • 宇都直輝選手を観たかった。
    今までに何度か、富山グラウジーズでプレイする彼を観たことがあるのですが、本当に上手い選手で、個人的にお気に入りの一人。
    日本代表でプレイする彼を観たかった。
    国際強化試合ということで、フリオ・ラマスHCとしても、いろいろな組み合わせなどをテストする意図もあり、彼を起用する予定は元々なかったのかな、と推察しますが、いちファンとしてはちょっと残念でした。
  • ベンチ裏側席の楽しみ
    普段、アリーナでバスケ観戦するときは、エンド側の席で観るのが好きなのですが、今回はベンチ裏側の席でした。
    エンドからの視線は、実際に自分がプレイしているのと近い感覚で観られるので、それが好きなのですが、ベンチ裏側席にはベンチ裏側席の楽しみがありました。
    選手たちが自分のところに帰ってくる感覚。
    タイムアウトなどでベンチに戻ってくる際、選手たちが自分の方を向いて歩いてくる/走ってくる際の、なにかこう、迎え入れる感覚というか、それがたまりませんでした。
    逆に、タイムアウト明けなどには、選手たちを自分のところから「舞台/戦場」へと送り出す感覚。
    今後、ベンチ裏側の席での観戦が増えるかもしれません。

  • 韓国のディフェンス
    日本代表は勝利するにはしましたが、一方で韓国代表のディフェンスが印象的でした。
    特にボールマンへのディフェンスが激しかった。
    ボール運びに手こずる場面がけっこうありましたし、ハーフコートオフェンス/ディフェンスでも、ボールをもらった選手へのプレッシャーが強烈でした。
    ボールキャリーでは、富樫選手や篠山竜青選手が苦戦しているシーンを、ハーフコートでは、辻直人選手がマッチアップからのプレッシャーに嫌そうにしているシーンを、何度も見た気がします。
  • Window 1からこのメンバーなら…
    今回から加わった八村選手とファジーカス選手がワールドカップ予選のWindow 1からいたら。
    そう考えると複雑な思いに。
    上述したように、彼らは少なくとも東アジアのレベルでは「格が違う」存在で、彼らと渡邊雄太選手(NBAへの挑戦のため不参加)が最初からいたら、次のラウンドへ勝ち上がるのは十分に可能だし、その先のワールドカップ出場権獲得だって、十分に現実的な目標だったのではないかと。
    いや、もちろんまだ、ワールドカップ出場の可能性が潰えたわけではないのですが。
    引き続き、日本代表を応援していきます!!!

 


【バスケ】 日本代表 日韓親善試合 ハイライト / 6月15日

 


【バスケ日本代表】八村塁 プレー集 vs韓国 親善試合