さらばブログドン!元気でね!!

数年前からミルウォーキー・バックスを応援しているのですが、そのバックスからマルコム・ブログドンが移籍することになりました。
サイン&トレードでインディアナ・ペイサーズへ。
バックスは複数のドラフト指名権を獲得。

 

ブログドンは、確かな技術と高いバスケIQを備えた好選手でとてもお気に入りだったので、チームを去ってしまうのは残念です。

 

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ルーキーシーズンには新人王を獲得しています。
当該年度は史上まれにみるルーキー不作年で、さらに、全体1位指名のベン・シモンズも怪我で全休し、NBA入り後故障でプレイしていなかったため新人王資格のあったジョエル・エンビードもシーズン途中で離脱したため、残り物からよりマシだったのがブログドンだった、というわけで、その他の年度の新人王たちと比べると小粒感は否めませんが、それでも、玄人好みのするプレイは当時から光っていました。(ちなみに、その他の新人王有力候補はダリオ・サリッチ)

 

2年目のシーズンは、「新人王」ということでプレッシャーや気負いもあったのか、賢いプレイが売りの筈の彼が、「うーん、今のはちょっとボーンヘッドだったなぁー」というプレイが散見されました。
「新人王」として、「俺がチームの2番手や3番手にならなければ」(1番手はもちろんヤニス・アデトクンボ)、というような気負いがあったのかな、と勝手に想像しています。
このシーズンは怪我もあって、ブログドン個人としては不完全燃焼に終わりました。

 

そして迎えた3年目の2018-19シーズンですが、上記のような気負いがなくなり、非常に効果的/効率的なプレイをするようになりました。
今季の彼は、過去にはラリー・バードら7人しかいない、FG%50パーセント以上・3P%40パーセント以上・FT%90パーセント以上を達成した、50-40-90 clubの一員に名を連ねています。
この記録を達成したのは、バードとブログドンの他に、マーク・プライス、レジー・ミラースティーブ・ナッシュダーク・ノビツキー、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーですから、いかに凄いことなのかお分かりいただけるかと思います。

 

キープできていれば最高だったんですが、今オフのバックスには彼の他にも、クリス・ミドルトンやブルック・ロペスらコアメンバーにFAが多くいて、全員をキープすることはできなかったのでしょう。
勝手な想像としては、昨季初のオールスターに選ばれたミドルトンを残すことは決めていて、加えて、ストレッチ5としてチームの戦術に欠かせない存在となっていたロペスを引き留めることが優先された結果、ブログドンを放出することになったのだろうなと。
複数のドラフト権とのサイン&トレードで、何の見返りもなく去られたわけではないので、そこは傷を最小限に留めたとは言えるのかもしれません。
いずれにしても、応援しているチームのお気に入りの選手がいなくなってしまい、とにかく寂しい思いです。
とはいえ、ブログドンがお気に入りの選手であることに変わりはないので、これからも彼の活躍を応援していきたいと思います!

 

GOOD BYE, MALCOLM!
HOPE YOU HAVE A WONDERFUL CAREER!!